日本のSM緊縛は歴史も実力も世界一

今現在の国際社会の中で日本という国は、勤勉で真面目で協調性に優れた国家としてかなり知名度が高くなっています。
このことは自動車や電子機器に関わる輸出企業が常に他国と同等かそれ以上のシェアを世界で誇っていることからもよく分かります。

そしてこのような状況と同じく、日本にはまだまだ誇ることのできる独自の文化、技術があります。
そのうちのひとつがSM調教における緊縛技術です。

緊縛というものそれ自体は似通ったものが世界中にありますが、日本における緊縛ほど美しく繊細で技巧的なものはまずありません。
そもそも日本における緊縛は、その成り立ち自体が他の国での単なる拘束方法としての扱いから大きく外れているのです。

拘束に作法の概念を

日本で緊縛文化が生まれたのは江戸時代からだと言われています。
江戸時代は戦国時代などと違って武力で何でも解決する時代ではなく、むしろ平和と安定、幕府の存続のために比較的穏便な対処が必要とされた時代です。

たとえば罪人一人を捕まえたとしても、その人をいきなり斬首したり切腹を命じたりはしませんでした。
今日の社会では普通に行われる裁判に似た様々な検証や手続きを踏むことが江戸時代では当たり前であり、そのためには逮捕した者を長時間、安全に、絶対に動けない状態で拘束する必要があったのです。

この長い時間怪我をせず、しかも確実に拘束を保てる状態を作り出すために生み出されたものこそが日本における緊縛なのです。

江戸緊縛

そんな時代背景で生まれた日本の緊縛ですが、実はそのような安全な拘束方法としての実用性だけを持っているものではありませんでした。
たとえばお茶を飲むことだけに作法を重んじるようにした茶道のように、日本人はその美的感覚を用いて緊縛にさえ作法の概念を持ち込んだのです。

たとえばただの浪人を縛るのであればこの結び目で良し、逆に幕府の重鎮を拘束しなければならない時はこのような縄の通し方をしよう、などと緊縛する相手の身分によって緊縛方法を変えるようになったのです。
江戸時代は長い日本史の中でも特に身分を重視する社会であったため、このような身分の違いを考慮した作法が緊縛に生まれたのも自然なことなのかもしれません。

実用緊縛から魅せる緊縛へ

これまでに書いたように日本で育った緊縛技術は極めて実用的なものが多く、実際に江戸時代以降は治安維持のために警察組織がよく活用していました。
人の身体に負担をかけないように、しかも身動きが取れないように、主に関節部分に多く縄を通すような緊縛の方法は、諸外国の乱暴な縛りとは一線を画すものです。

しかし近代に近づくに連れて、こういった緊縛の技術は実用性よりも魅せるためのものに徐々に変化していきました。
元は縛られる側の身分を考慮した心遣い程度の意味しかなかった緊縛の作法が、単に人を拘束するためだけでなく、より縛られた人を官能的に魅せる高度な技術に昇華していったのです。

女体縛り

今日多くの人が目にするSMプレイにおける緊縛とは、まさにこのような魅せる緊縛の完成形と言えます。
安全に確実に人を拘束するのはもちろん、それだけでなく見た目として美しいということが、現代のSM緊縛の特徴であり一番の魅力となっているのです。

近頃は海外から日本の特徴的な風俗のひとつとして緊縛は多くの注目を浴びており、ジャパニーズアニメーションを買ったついでに緊縛モノのAVを購入する外国人の方も多くなっているそうです。
人を縛って拘束するだけのことに作法や美を取り込んだ日本人のセンスに、海外の人たちは驚きと関心を持つことが多いわけです。

すべての人に緊縛を

大昔、偉大な音楽家ベートーベンは、これからの時代は音楽というものが民衆のために存在するようになると予言をしました。
今日においてその予言はまさに的中し、音楽は一般市民のためにある上に一般市民が気楽に制作できる世の中になったことをすべての人が知っています。

全身緊縛

これと同じように緊縛という技術も江戸時代にくらべて、今や一部の特権階級だけが行うものではもはやありません。
音楽を奏でることと同じように、今や緊縛という技術もやる気さえあれば誰でも実践可能な時代が来ているのです。

事故防止への配慮や調教師それぞれのマナー遵守はもちろん必要であるものの、日本に生まれたからには緊縛を楽しまない手はありません。
今では初心者調教師が一緒に緊縛を学べる初心者マゾ女と出会える場所も多くなってきているため、緊縛調教に興味がある人はまず自分に合ったM女性との出会いを求めてみることから始めてみると良いかもしれません。

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