女王様に捧げる自縛の作法まとめ
SMにおける主従関係はお互いの信頼の上に成り立つものです。
しかし同時に、一度調教に入ってしまった後は、あくまで上と下の身分がハッキリ分かれるということを覚えておきましょう。
たとえば貴方が女王様に跪くフェムドム性奴隷として調教に参加する場合は、くれぐれも女王様に失礼のないようにすることがフェムダムにおける鉄則です。
この鉄則を守り、あくまで純粋にペムドムとも呼ばれる女性上位型ハードSMを楽しむことが大切です。
出会う前から自縛する
具体的な例として、まず自分が女王様に会うときは、必ず事前に自縛を済ませておくという心遣い、作法に気をつけておくことが大切です。
豚や犬は自分で肉になったり手綱を着けたりはしませんが、貴方はあくまで人間です。
人間の奴隷なら奴隷らしく、女王様の手を煩わせないように事前に自分で自分を縛っておくのがマナーではないでしょうか?
それも自縛はできるかぎり実用的で綺麗なものでなければなりません。
女王様に見栄えよく、しかも自分でも比較的縛りやすい亀甲縛り、菱縄縛りといった緊縛方法を選ぶのが一番でしょう。
服を脱いだ瞬間から自分が行った丁寧な縛りを披露できれば、女王様からの好感度も大きく上がると思います。
そして自分がいかにSM調教に対して真剣であるかを示せば、女王様はその分過激かつ快楽に満ちた調教を実践してくれることでしょう。
自縛の種類を究める
フェムドムにおいて実は最近特に重要視されている自縛技術は、日々自らの努力でそれを高度化、多様化させていくことが大切です。
たとえば前述した亀甲縛りのみならず、自分一人で諸手上げ縛りや、胡坐縛りまで出来るようになることが理想です。
具体的な自縛技術としては、一人で自分自身を緊縛する際は結び目の形を簡単なものにするという工夫があります。
そのほかにも片手でいろいろなものを縛る練習を日々繰り返すといった特訓も効果的なので、フェムダム愛好家のマゾ男性はぜひとも日々鍛錬を続けていって欲しいものです。
慣れてくると外出先のちょっとした時間に実に綺麗な自縛をやってのける猛者にまでなれるとの話もありますので、兎にも角にも日々の研鑽が大切です。
緊縛の方法や手順は頭で覚えるのではなく、自らの腕と体で覚えていくものだということを覚えておきましょう。
マゾがマゾらしくあるために
SMにおけるマゾヒストはただただ虐められ罵られるだけで良いと考えているのは大間違いです。
冒頭に書いたようにSM主従関係はお互いの信頼の上で成り立つものなので、サドもマゾも片方だけが動いているだけでは不公平であり、それでは本当に信頼し合える仲であるとは言えません。
マゾがマゾらしくあるためにはSM調教の実践において、調教を円滑に気持ちよく楽しめるように自ら進んで行動していくことが大切です。
いわゆるエゴマゾとも呼ばれかねない、相手してもらって当たり前と考えるようなマゾにはならないように気をつけておきましょう。